UbuntuなどのLinux上でOnedrive上のファイルを使う

2018.04.26追記:手元のUbuntu18.04 Final betaで確認した限り、dmdパッケージ周りのエラーにより、この方法はUbuntu18.04では使えないようです。 こちらのページ様の方法で成功しましたので、Ubuntu18.04でOnedriveをご利用の方は、ひとまずそちらをご参考にしてください。

近年、クラウドストレージサービスは急激な普及を見せています。「Dropbox」 や「Onedrive」「Googleドライブ」「iCloud」など、ファイルの置き場として使っている方も多いのではないでしょうか。

私がメインで使っているクラウドストレージサービスは「Google Drive」で、そちらはUbuntu17.10および、Gnomeを標準として採用している多くのディストロビューションに標準で含まれている「Gnomeオンラインアカウント」で連携できます。しかし、サブWindowsマシンのドキュメントフォルダやピクチャフォルダを手軽に丸ごと同期できる「Onedrive」も捨てがたいものがあります。
「設定」→「オンラインアカウント」。ここで「Google」を追加すると、Googleドライブとの連携などの機能を使用できる

ただ、ここで「Microsoft」を追加しても、残念ながら「ファイル」の項目はありません。

このメニューの項目名は、Gnomeのどのアプリケーションで機能を利用するか、に対応しています。Ubuntuで採用されているファイルマネージャーの名前は「ファイル」(旧名Nautilus)なので、「ファイル」の項目を有効化=ファイルマネージャーからクラウドストレージサービスが使える、ということになります。
Google同期の設定画面。「ファイル」のスイッチをオンにすることでGoogleドライブが利用できる(同期開始時でオン)

Microsoftアカウントの同期設定画面。「ファイル」のスイッチがないことから、現時点では対応していないようだ

そこで、今回はOnedriveのファイルを、どうにかしてUbuntu上で使用する手順を紹介していきます。
※Microsoft非公式のツールを使います。うまくいかないからといって、Microsoftに問い合わせだけはしないようにお願いします。

使用するツール:Free Client for Onedrive on Linux

インストール

必要なソフトをインストールするため、まず「端末」を起動して、次のコマンドを入力します。
$ sudo apt install libcurl4-openssl-dev libsqlite3-dev git

続いて、このページからDMDの最新版をダウンロードします。使っているLinuxのバージョンが64bit版ならx86_64、32bit版ならi386の、お使いのディストロビューションに合ったものをダウンロードします。

プロプライエタリなので人によってはちょっとアレかもしれないですが…インストールしましょう。

続いて、Free Client for Onedrive on Linuxそのもののダウンロード・インストールをします。
端末で、以下のコマンドを順に実行します。
$ git clone https://github.com/skilion/onedrive.git

$ cd onedrive
$ make
$ sudo make install

続いて、以下のコマンドでサービスを起動します。
$ systemctl --user enable onedrive
$ systemctl --user start onedrive

サインイン

次に、サインインをします。端末で、
$ onedrive
を実行します。端末に"https://〜"で始まる文字列(リンク)が表示されるので、右クリックして「リンクを開く」をクリックします。

 ブラウザが起動し、Microsoftアカウントのログイン画面になるので、サインインします。


認証画面で「はい」をクリックします。

"https://login.microsoftonline.com/"で始まる真っ白なページが表示されたら、そのページのアドレス(URL)をコピーして、先程onedriveコマンドを実行した端末の最下行、"Enter the response url:"の右に貼り付け、Enterキーを押してください。

これで、同期が開始されます。(ファイルの量にもよりますが)初回同期にはかなり時間がかかります。

同期先は、ホームディレクトリ直下の「OneDrive」フォルダになっています。

起動時の自動実行

最後に、次回起動時も同期が行われるよう、起動時の自動実行を登録しておきます。
「自動起動するアプリケーション」を起動し、 "onedrive -m"コマンドを登録します。


これで、 OnedriveとUbuntuの同期が可能になります。

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